シヴィペディア

文明の発展を切り口にいろいろ調べて書き綴ります

馬との関わり合い

最近、ウマ娘凄い流行っていますよね!皆さんはウマ娘やってますか??私はやってません!。馬は食べるものだと思ってるからです。(´~`)モグモグ

 

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食べてよし、乗ってよし、見てよし、蹴られてよし、さらには兵器としても活用されてきた馬ですが彼らはどのようにして我々、人類の身近な存在になってきたのでしょうか?だって、体は大きいし蹴られる可能性もあるのに良く手なずけようとしたと思いますよね?

 

まず、近代から現代での馬との関わりについて

現代において、馬は競走馬や農用馬の2つの用途として活用されています。競走馬はみなさんご存知、競馬で活用されている馬ですね。そして農用馬は農業に活用したり食肉用として活用される馬です。

近代にまで遡ると農用馬は非常に需要がおおせいで戦後すぐのころは100万近い農用馬が存在したようです。ちなみに私の母方の家は農家で馬を活用していたようで現在よりもかなり身近な存在だったようです。また、競馬や農用馬以外にも軍馬や運搬手段としての馬もかなり多く、自動車の発明以前は、まさしく馬が人間の産業を支えている側面もあったといえるでしょう。

そんな馬の人との関わり合いの歴史の研究は20世紀ごろに盛んに行われていたそうですが、今なお明瞭にわかっていないようです。その一員としては結構昔の骨が出土するものの家畜化された馬なのか野生の馬なのか判断しづらいためだそうです。ほかの家畜はこの野生化と家畜化された場合の骨の形状に差異が出るとのこと。例えば豚とか。

 

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最初に馬が家畜化されたと考えられているのは4000年代ほど前

骨でわからないのなら馬具が出てくるかどうかで判断できるじゃない。ということで一緒に馬具も出土してきた遺跡が見つかれば御の字です。

 

その最古の遺跡はウクライナのデレイフカ遺跡でこれが約4000年前とのこと。この遺跡から出土した馬の骨は食用の馬とは別に埋葬された形跡があり、また何かしらの馬具も一緒に出土していたため、これが一番古い家畜化された馬だと考えられています。しかしその用途ははっきりしないものでした。

というのも手綱らしきものは見つけたものの、これが騎乗用のものなのかあるいは牽引するためのものだったのかまではわかっていないからです。明らかな騎乗用の馬具、例えば口に挟ませる銜などはもっと後の時代になってから出土するためです。

 

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最初は騎乗じゃなくて食肉用だったんじゃないですかね。

ここからは筆者の妄想となりますが、いきなり野生の馬を乗りこなしたりあるいは生きたまま役畜させるのは難しいんじゃないでしょうかね。図体もでかいだろうし、逃げ足も速そうだし。役畜させるにも大人しい個体を長期間かけて手懐けさせたと思うのですよ。そこから交配させて繁殖させたのかどうかはわかりませんが。それから手懐けさせて時間がたってから騎乗にまで及んだんじゃないかなぁと妄想します。

 

ちなみに馬は事業に活用することが今でも出来るわけですが、観賞用、競争用なんかの用途によって減価償却できる生き物となります。ただ、その寿命を全うできる個体は結構少ないそうで中々世知辛いものを感じさせます。