シヴィペディア

文明の発展を切り口にいろいろ調べて書き綴ります

バブルの対象となったモノたち

一攫千金してFIre!!!いやぁ、憧れちゃいますね。わたしも仕事辞めれるなら辞めたい👀。しかし、自分が身銭を切るのが投機対象だと一文無しになってしまう可能性もあるわけです。しかもその投機対象というのは有史以来いろいろなモノが成り得たんですね。

ギリシャの哲人タレス天文学でオリーブの豊作を予期し圧搾機械を借り占め、他人にさらに貸し出すことで利益を得たのもその一例でしょう。投機対象になったモノには本当に利益を生まないモノまでが対象となっていました。ここではその対象となった対象物たちを列挙してみました。

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チューリップ (オランダ

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部隊は17世紀のオランダ。当時オランダはヨーロッパ経済の中心地でした。なぜにここでチューリップバブルが生じたのかというと、チューリップの取引が可能だったからわけですが、それだけでなくチューリップ以外にも株式会社(東インド会社)の株、穀物や香料などの商品などありとあらゆるものが取引できるようになっていたのですね。有史始まって以来にバブルが発生しやすい土壌が整っていたと言えます。

当時チューリップは希少性のある植物で富の象徴とも言われていました。バブルでの価格の上昇は3週間で60倍ほどにも上がりました。

奴隷貿易会社の株 (イギリス

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奴隷貿易を生業としていた南海会社は本業が振るわず、国債引き受け会社となっていましたが、それが急成長し株価もわずか数か月で10倍ほどにあがりました。丁度、市場も資金の運用先を求めてダブついていたのもあり、瞬く間に株価は上昇していったのです。ちなみに、南海会社の事件をきっかけに初めての監査報告書が提出され監査制度が設立されるきっかけとなります。

土地 (日本

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戦後日本においては、土地は永遠に上がり続けるという神話が存在しました。2021年の現在では考えられないですね。。そんな土地神話と中曽根税制改革による減税政策によって潤沢な資金が土地に流れ込みます。その凄さは日本の企業がアメリカの土地を買いまくるというほどです。

ウサギ (日本

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1880年代の日本ではウサギが投機の対象となっていました。外来の愛玩動物として富裕層の購入がブームの火付け役となりました。飼育して増やそうとする業者もあまた流れこみます。バブルは兎税の導入によって終焉します。(人間のエゴを感じますね(;´Д`)...

IT企業の株

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2000年代のインターネット企業の株価を中心に買いが買いを読んだこのバブル、何かの本で読みましたが、「.com」という文字が付いた会社を作るだけで派手に株価が爆上げしたと聞いています。この時多数のIT企業が淘汰され、生き残ったのはgoogleamazonなどの裏打ちされた会社が生き残ったわけです。

仮想通貨

最近流行りのbitcoinや、イーサリアムなどですね。筆者の知る限りでは2017年のバブルがかなり印象的です。バブルと言えば一度はじけちゃえば、もう流行の対象とならない印象がありますが仮想通貨については2017年のバブルが終わっても、再び2021年にバブルが発生しています。仮想通貨の流行にうまく乗って一財産築けた人も多いのではないでしょうか。

まとめ

まっとうなビジネスとは何なのかと思わせるものがいくつもありますね。そもそも健全な投資と、投機を区別するものとは何なのでしょう。これだけで本が作れちゃいそうなので本記事では深入りしませんが、社会を良くするにあたって、そしてビジネスをするにあたってよくよく考えていきたいですね。